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文部科学省が発表した小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)によると、プログラミング教育はコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身につけることを目的としてます。

 

コーディングとは、プログラミング言語でコンピューターが処理できるプログラム(ソースコード)を作成することです。

 

IT人材は今後不足していくと前述しましたが、人材育成は直接的な目的ではありません。この点については、そのような誤解が広がりつつある旨を国も認識しています。

 

私たちは現在社会でIT技術=プログラムの恩恵を受けており、これらは便利な「魔法の箱」ではなく、人間によってプログラミングを通して意図的に処理できると理解していくことが時代の流れとしています。

 

■プログラミング的思考を育てる

プログラミング的思考とは「自分が求めることを実現するために、必要な動作や記号、またそれらの組み合わせを考え、どのように改善すればより意図したものに近くのかを考える論理的思考」のことです。

 

IT関連の仕事以外には必要ないと考えていないでしょうか。

 

これからも私たちの生活には、IT技術がいろいろな場面で活用され続けるはずです。

 

たとえば、数十年前まで無かったPCやスマートフォンは、今では当たり前のものとなり、ビジネスにおいても必要不可欠なものとなりました。

 

同様に様々な職種や業界においても、プログラミング的思考も必要不可欠なものとなっていくでしょう。

 

IT技術が浸透していく社会において、「プログラミング的思考」は身につけるべきリテラシーです。

 

こういった21世紀のIT社会に適した能力の開発を目指し、プログラミング教育の必修化は進められています。

 

■目指す資質や能力

 

プログラミング教育を通して、育成すべき資質や能力は、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」とされています。

 

 •【知識・技能】 ・・・身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。

•【思考力・判断力・表現力等】・・・発達の段階に即して、「プログラミング的思考」を育成すること。

•【学びに向かう力・人間性等】・・・発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度を涵養すること。

 

引用元:小学生段階におけるプログラミング教育のあり方について(議論の取りまとめ)

 

今まで触れる機会が少なかったプログラミングを知ることで、仕組みを理解し、コンピュータでもモノづくりができる発想をもつことが大切となります。

 

また、IT技術を受身ではなく、能動的に使えるようになることが必要でしょう。